SSブログ

■インフルエンザワクチン、供給不足を回避へ 厚労省が化血研の出荷を容認 [健康ダイジェスト]

 今シーズンのインフルエンザワクチンの製造量は2900万本余りで、昨シーズンより1割ほど少ないものの、厚生労働省は必要な量を供給できる見通しだとしています。
 厚労省の専門家会議が21日に開かれ、国内4つのワクチンメーカーが製造した今シーズンのインフルエンザワクチンは合わせて2973万本で、昨シーズンより1割ほど少なくなったことが報告されました。これは、ワクチンが対応できるウイルスの型がこれまでより1種類増えて4種類となり、ウイルスを増殖させる原材料の卵が不足したためだということです。
 一方、ワクチンの使用量は昨シーズン並みの2600万本程度と予想されていることから、厚労省は必要な量を供給できる見通しだとしています。
 また、厚生労働省は21日、国の承認と異なる方法でワクチンを製造したとして、今季の出荷を認めていなかった熊本市にあるワクチンメーカーの化学及血清療法研究所(化血研)のインフルエンザワクチンに対し、出荷を認めたと発表しました。
 「製造法の違いが、品質や安全性に重大な影響を及ぼさない。インフルエンザの予防やまん延防止の観点から出荷を認め、供給不足を避けるべきだ」と判断しました。
 今シーズンに製造されるインフルエンザワクチンのうち、化血研は全体の3割近い約850万本、大人1700万人分を担う見通し。出荷できない場合、化血研のシェアが高い東海地方や九州地方で、11月下旬にもワクチンの供給不足が予想されましたが、回避されることになりました。
 化血研は、「医療現場に迷惑を掛け申し訳ない。速やかに出荷を開始したい」としています。
 インフルエンザの流行に備え、今月から各地でワクチンの接種が始まっています。厚労省によりますと、例年通りであれば12月の初旬ごろから患者が増え始めるということです。

 2015年10月22日(木)




nice!(12)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:健康

nice! 12

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0