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■ハムなどの加工肉の発がん性指摘、「適切ではない」 食品安全委員会が見解 [健康ダイジェスト]

 世界保健機関(WHO)の専門組織である国際がん研究機関(IARC)が、ソーセージやハムなどの加工肉に発がん性があると指摘したことについて、内閣府の食品安全委員会がハム業界に代わり、「この結果だけでリスクが高いと捉えるのは適切ではない」とする見解を発表しました。
 IARCは26日、食肉とがんに関する調査結果を発表し、加工肉について「発がん性がある」としたほか、牛や豚などのほ乳類の赤身肉についても「おそらく発がん性がある」などと指摘しました。加工肉については、赤身肉を塩漬けや薫製にする加工工程で発がん性物質が生じるとして、1日に50グラムを食べ続けた場合、大腸がんのリスクが18パーセント高まるとしています。
 これを受けて内閣府の食品安全委員会は27日、フェイスブック上で見解を発表。それによると、調査の詳細な結果が公表されていないため、引き続き検討が必要とした上で、今回のIARCの発表は主に加工肉などに含まれる物質に発がん性があるかどうかを解析したもので、発がん性の強さや、日常生活で肉を食べるだけでもリスクがあるかどうかなどについては、あまり考慮されていないと指摘しました。
 そして、この結果から「食肉や加工肉はリスクが高いと捉えることは適切ではない」として、食品としてのリスクについて専門の機関で食べる量などのデータに基づいて、改めて評価する必要があるとしました。
 食品安全委員会では、健康な食生活のためには「多くの種類の食品をバランスよく食べることが大切です」と呼び掛けています。
 一方、東京株式市場では、日本ハムや伊藤ハムなどの食肉加工関連の銘柄が大きく値下がりしました。SMBC日興証券の沖平吉康さんは、「市場は過剰反応だ」と語り、「今後株価は是正される」と分析しています。

 2015年10月29日(木)




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