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■タイで2例目のMERS感染確認 中東オマーンから入国の男性 [健康ダイジェスト]

 タイ政府は、中東のオマーンから入国した70歳代の男性が重い肺炎などを引き起こす中東呼吸器症候群(MERS)コロナウイルスに感染したと発表し、男性との接触が疑われる人に感染の兆候がないか調べています。
 タイの保健省によりますと、感染が確認されたのは中東オマーンの71歳の男性で、熱やせきの症状が治まらないため、今月22日に家族と共に診察を目的にタイに入国したということです。
 男性は、治療に訪れた首都バンコクの病院で行われた検査で、MERSコロナウイルスの感染が確認されました。男性は23日現在、バンコク近郊に隣接するノンタブリ県の別の病院で隔離治療を受けていますが、容体は安定しているということです。
 タイでMERSコロナウイルスの感染者が確認されたのは昨年6月以来2例目で、別のオマーンの75歳の男性が治療を受けて回復。保健省は翌7月に制圧を宣言していました。
 タイの保健省は、男性と一緒に行動していた息子も隔離しているほか、タイに向かう旅客機の中で男性の近くに座っていた人、それに病院の関係者など、合わせて37人に男性との接触が疑われるとして、連絡を取るとともに感染の兆候がないか調べています。
 韓国では昨年、MERSコロナウイルス感染が拡大して36人が死亡し、国中がパニックに陥りました。

 2016年1月25日(月)




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