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■「かかりつけ医」認定制度開始へ 日本医師会 [健康ダイジェスト]

 日本医師会は、新年度・2016年度の診療報酬改定で、患者の健康を日常的に把握して治療などに当たる「かかりつけ医」が推進されることを踏まえ、独自の研修を設けてかかりつけ医の認定制度を始めることになりました。
 医療機関に支払われる診療報酬の新年度の改定では、患者の健康を日常的に把握して治療などに当たる「かかりつけ医」を推進するため、小児科などの分野で診療報酬を加算することなどが盛り込まれました。
 これを踏まえ、日本医師会は4月から全国の都道府県の医師会と連携して独自の研修を設け、かかりつけ医の認定制度を始めることになりました。
 具体的には、幅広い知識を持つ医師であることを示す日本医師会の「生涯教育認定証」を取得した上で、かかりつけ医に必要な倫理や具体的な症例などを学ぶ「応用研修」と、地域の学校や自治会などで医療に関する活動を行う「実地研修」で、一定の単位を取得した医師をかかりつけ医として認定するとしています。
 日本医師会は「この認定制度は、地域のかかりつけ医として活動し、研さんを続けていることを示すもので、地域住民からの一層の信頼につなげたい。かかりつけ医を持っていない人が、かかりつけ医を持つ切っ掛けにもなってほしい」としています。
 かかりつけ医とは、何でも相談できる上、最新の医療情報を熟知し、必要な時には専門医、専門医療機関を紹介でき、身近で頼りになる地域医療、保健、福祉を担う幅広い能力を有する医師を意味します。
 かかりつけ医は地域医療に加え、保健福祉まで取り込んだ広範囲のマネジメントができることが要件です。かつての開業医は地域住民の健康を守る中心的な役割を果たしていましたが、近年はビル診療などが増え、そうした機能が失われつつあります。それをもう1度復活させる必要があると考えられています。

 2016年3月8日(火)




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