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■神奈川の女性が国内3例目のジカ熱感染 韓国でも初のジカ熱感染を確認 [健康ダイジェスト]

 ブラジルに滞在歴があり、発疹などの症状を訴えていた神奈川県の女性が、ジカ熱に感染していることが確認されました。中南米を中心に流行が広がった昨年以降、国内で患者が確認されたのは3例目で、厚生労働省は、現段階では国内で感染が拡大するリスクは極めて低いとして、冷静に対応するよう呼び掛けています。
 蚊が媒介するジカ熱への感染が確認されたのは、神奈川県に住む女性で、発疹や関節の痛みなどの症状を訴えて、今月15日に県内の医療機関を受診しました。厚労省によりますと、女性は今月上旬まで3週間程度ブラジルに滞在していたということで、22日に国立感染症研究所で女性の尿などを調べたところ、感染が確認されたということです。女性の症状は快方に向かい、容体は安定しています。
 女性はブラジルで蚊に刺されたと話しているということで、厚労省は感染経路を調べるとともに、帰国後にどこに滞在したかについても聞き取りを行って、蚊が発生する可能性がある場所の調査や駆除を行うことにしています。
 厚労省は、「現在、国内は蚊の活動期ではないため、感染が拡大するリスクは極めて低く、冷静に対応してほしい」とした上で、「妊婦は流行地域への渡航を控えるとともに、性交渉による感染リスクも指摘されているので、流行地域から帰国した男性で妊娠中のパートナーがいる場合はコンドームを使用してほしい」と呼び掛けています。
 一方、韓国の保健福祉省は、中南米を中心に感染が広がっているジカ熱に、ブラジルに滞在歴のある43歳の韓国人の男性が感染していることを確認したと明らかにした。韓国でジカ熱の患者が確認されたのは、これが初めてです。
 韓国南部クァンヤン(光陽)市に住む男性は、仕事で2月17日から3月9日にかけてブラジルに滞在し、3月11日に韓国に帰国した後、16日以降に発熱や筋肉痛、発疹の症状を訴えたため病院で検査した結果、22日朝、感染が確認されました。
 男性はブラジルで蚊に刺されたと話しているということで、保健福祉省は、「隔離の必要はないが我が国で最初のケースなので病院に入院してもらい観察している。男性は回復に向かっている」としています。
 その上で、韓国では今、蚊の活動期でないことなどから国内で感染が広がるおそれはないとして、冷静に対応するよう呼び掛けたほか、全国の自治体に対して蚊の幼虫の駆除を指示したと述べました。
 韓国では昨年、中東呼吸器症候群(MERS)が流行して感染した38人が死亡し、外国からの観光客が減少するなど経済的にも打撃を受けただけに、韓国政府はジカ熱の感染が広がらないよう警戒を強めています。

 2016年3月23日(水)




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