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■ジカ熱感染の女性、2カ月は妊娠避けるべき アメリカ疾病対策センター [健康ダイジェスト]

 アメリカ疾病対策センター(CDC)は25日、中南米で感染が広がるジカ熱について、発症したと診断された女性は、少なくとも2カ月は妊娠を避けるよう求める指針を新たに発表しました。
 同じく発症した男性に対しては、6カ月間はコンドームを付けない性行為をしないよう求めています。快復後もウイルスが血液や精液に残留することを考慮した措置といいます。
 CDCによると、流行地域への渡航や感染者との性交渉などで感染が疑われる男女に対しても、症状がなくても感染した疑いのある日から2カ月は妊娠を避けるよう求めています。ジカ熱の感染が拡大する中、健康的な妊娠や出産のため、CDCは暫定的な指針を見直しました。
 推奨される待機期間は、妊娠を望まない男女間の性交渉でも同じだといいます。
 また、流行地域に住む男女に対しては、妊娠中に感染した場合のリスクなどについて、医療関係者がよく説明するよう勧めています。
 流行地域のブラジルでは、ジカ熱に感染した妊婦から脳の発達が不十分な小頭症の子供が生まれる例が目立って増えています。詳しい原因は解明されていませんが、ウイルス感染との関連が強く疑われています。

 2016年3月27日(日)




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