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■コーヒー発がん性に証拠なし、熱い飲み物には可能性 国際がん研究機関が発表 [健康ダイジェスト]

 世界保健機関(WHO)の専門組織である国際がん研究機関(IARC、本部フランス・リヨン)は15日、最新調査の結果、コーヒーの発がん性を示す決定的な証拠はないことが明らかになったと発表しました。
 IARCはこれまで、コーヒーをクロロホルムや鉛と同様に、「人に対する発がん性が疑われる」とされる「グループ2B」に分類していました。
 IARCは、人と動物を対象にした1000以上の科学的な研究を調査。その結果、コーヒーを「通常提供される温度」で摂取すれば、これまで考えられていたような危険は見付からなかったといいます。コーヒー好きにとっては朗報といえそうです。
 ただ、どんな飲み物でも、温度が約65度を超えるものであれば、食道がんを引き起こすリスクがあることが科学的に示されたと指摘。IARCのクリストファー・ワイルド所長は、「65度以上の非常に熱い飲み物を飲むことは、人に対して『恐らく』発がん性があると分類された」と説明しました。
 IARCの発表を受けて、イギリスのケンブリッジ大学のデービッド・シュピーゲルホルター教授は声明で、IARCの発表が混乱を招く可能性があると指摘。「非常に熱い飲み物は恐らく有害だとしているが、リスクがどの程度あるのかについては明らかにできていない」と批判しました。さらに、「IARCは昨年、ベーコンに発がん性があると発表したが、適度の摂取であればリスクはそれほど高くないことが明らかになっている」とも述べました。
 IARCは昨年10月、食肉とがんに関する調査結果を発表し、ソーセージやハム、ベーコンなどの加工肉について「発がん性がある」としたほか、牛や豚などのほ乳類の赤身肉についても「恐らく発がん性がある」などと指摘しました。加工肉については、赤身肉を塩漬けや薫製にする加工工程で発がん性物質が生じるとして、1日に50グラムを食べ続けた場合、大腸がんのリスクが18パーセント高まるとしていました。

 2016年6月16日(木)

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