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■日本人女性の平均寿命、世界一から転落 過去最高更新も、香港に抜かれ2位 [健康ダイジェスト]

 2015年の日本人女性の平均寿命は87・05歳、男性の平均寿命は80・79歳で、いずれも過去最高を更新しました。平均寿命が公表されている主な国や地域と比較すると、女性は香港に抜かれて4年ぶりの世界2位、男性は3位から4位に順位を下げました。
 厚生労働省が27日に発表した「簡易生命表」でわかりました。
 2015年の平均寿命は、前年と比べて女性が0・22歳、男性が0・29歳延びました。男女差は、前年より0・07歳縮まり6・26歳でした。女性の延びの大きさに伴って拡大傾向にあった男女差は、2003年の6・97歳をピークに緩やかに縮まってきています。
 平均寿命が過去最高を更新したのは、男女ともがん、心疾患、脳血管疾患の「3大疾患」による死亡が減ったことが大きいといいます。3大疾患で死亡する確率は、女性が46・92パーセント、男性が51・60パーセントでした。
 厚労省は、各年齢の人が平均で後、何年生きられるかを示す「平均余命」の見込みを毎年計算しており、0歳の平均余命が平均寿命となります。
 厚労省の担当者は、「治療や薬の進歩で主要な死因であるがんや心疾患などの死亡状況が改善され、病気になっても長生きできる人が増えた。健康志向の高まりで元気なお年寄りが増えていることもあり、今後も男女の平均寿命が延びることが期待される」としています。
 日本人の平均寿命は、戦後間もない1947年で女性が53・96歳、男性が50・06歳でした。女性は1960年に70歳、1984年に80歳を超え、男性は1971年に70歳、2013年に80歳を超えました。
 女性は2014年まで3年連続で世界1位でしたが、平均寿命が0・57歳延びて87・32歳となった香港に抜かれました。男性はスイスに抜かれ、香港、アイスランド、スイスに次ぐ世界4位でした。

 2016年7月27日(水)

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