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■シンガポール、ジカ熱に41人が感染 初めて国内感染を確認 [健康ダイジェスト]

 シンガポール政府は28日、蚊を媒介して感染するジカ熱(ジカウイルス感染症)に、屋外で働いていた建設作業員など41人が感染し、今後もさらに増える可能性があると発表しました。いずれも感染が拡大している中南米への渡航歴が確認されていないことから、国内で感染が広がったものとみて、感染経路の特定を急いでいます。
 シンガポール保健省と環境庁が発表した共同声明によりますと、ジカ熱への感染が確認されたのは、シンガポール中心部の屋外の建設現場で働いていた外国人の作業員36人や、同じアルジュニード・クレセント地区に住むシンガポール人4人とマレーシア人女性の合わせて41人で、このうち34人はすでに症状が治まっているということです。残る7人は依然症状があり、入院しているといいます。
 41人はいずれも、ジカ熱の感染が拡大している中南米などの流行地域への渡航をしないまま、8月下旬から発熱、発疹、結膜炎などの症状を訴えたということで、保健省ではシンガポール国内で感染したものとみて、感染経路の特定を急ぐとともに、ほかにも感染した人がいないかどうか検査を続けています。感染者に日本人は含まれていないとみられます。
 シンガポールでは今年5月にも、ブラジルに渡航した男性が帰国後にジカ熱を発症しましたが、国内での感染が確認されれば今回が初めてとなります。
 赤道直下のシンガポールは年間を通し蚊が発生するため、政府が警戒を強めていました。シンガポールは東南アジアの金融・貿易の中心地で、日本人駐在員やその家族ら約3万7000人が生活しています。
 世界保健機関(WHO)によりますと、ジカ熱は東南アジアでもインドネシアやタイ、フィリピンなどで国内での感染が報告されており、各国が警戒を強めています。

 2016年8月29日(月)

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