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■国内初、ジカウイルスの分離に成功 国産ワクチン開発へ [健康ダイジェスト]

 中南米を中心に流行が続くジカ熱(ジカウイルス感染症)を巡り、千葉県衛生研究所は、患者の血清からウイルスを分離することに国内で初めて成功し、国産ワクチンの開発に向けて、ワクチンメーカーにウイルスを提供する契約を結んだと発表しました。
 蚊が媒介する感染症のジカ熱は、中南米を中心に流行が続いており、ワクチンの開発に向けて、アメリカで臨床試験が始まるなど、世界各国で研究が進められています。
 千葉市中央区にある千葉県衛生研究所は、今年4月20日に1年3カ月ほど滞在したオセアニア太平洋諸島から帰国し、22日にジカ熱への感染が確認された白井市に住む10歳代の男性の血清から、ジカウイルスを分離することに成功したと、2日発表しました。
 研究所によりますと、国内では9月2日の時点で合わせて10人の患者が報告されていますが、ウイルスの分離に成功したケースは初めてだとしています。採取した血清にサルの細胞を混ぜて培養し、ジカウイルスを増殖させたといいます。
 また、研究所は、国産ワクチンの開発に向けて、大阪府と熊本県にある2つのワクチンメーカーに、ウイルスを提供する契約を2日付けで結んだことも明らかにしました。
 千葉県衛生研究所は、「ワクチンの開発だけでなく、診断や治療などに関する研究が、国内でも進むことを期待したい」と話しています。

 2016年9月3日(土)

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