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■100歳以上が6万5692人 46年連続で過去最多、87%が女性 [健康ダイジェスト]

 100歳以上の高齢者が全国に6万5692人いることが9月13日、厚生労働省の調査でわかりました。前年から4124人増え、46年連続の増加となりました。
 毎年、祝日の「敬老の日」を前に調査しており、住民基本台帳に基づき、「老人の日」の9月15日時点で100歳以上となる高齢者の数を9月1日現在で集計しました。
 100歳以上の高齢者の内訳は、女性が3797人増の5万7525人と全体の87・6%を占め、割合で過去最高となりました。男性は327人増の8167人でした。
 国内最高齢は、鹿児島県・喜界島(喜界町)の田島ナビさんで116歳。男性は、東京都大田区の吉田正光さんで112歳。
 田島さんは、特別養護老人ホームで暮らしています。2歳上の夫との間に7男2女に恵まれ、今も島には自分の子供から、やしゃごの子供まで19人が生活。田島さんはベッドで寝ている時間が多いものの、3度の食事は欠かさないといいます。
 100歳以上の高齢者の人数を都道府県別にみると、東京都が最多の5607人で、神奈川県3577人、大阪府3458人と続きました。
 都道府県別の10万人当たりの人数は、島根県が96・25人で4年連続の1位。次いで高知県87・93人、鳥取県84・84人。上位10県のうち、9県を中国地方以西が占めました。下位は、埼玉県の30・97人、愛知県の35・05人、千葉県の38・27人と都市部が目立ちました。全国平均は51・68人で、前年から3・23人増えました。
 100歳以上の高齢者の増加傾向は止まらず、表彰を始めた1963年は全国で153人でしたが、1998年に1万人を突破し、2009年に4万人、2012年には5万人を超えました。
 今年度中に100歳を迎えた人と、迎える予定の人は9月1日現在で、1368人増の計3万1747人(男性4469人、女性2万7278人)で、こちらも46年連続で増加しました。
 100歳以上の高齢者が増加していることについて、厚労省は「医療技術の進歩と健康意識の高まりが相乗効果となって、平均寿命が延びているのではないか」と分析しています。
 厚労省は、100歳を迎える高齢者へのお祝いの品として、自治体を通じて記念品の銀杯や首相からのお祝い状を9月15日に贈っています。しかし、高齢化によってお祝いの品を贈る該当者が増加し、費用が増え続けていることから、2009年度に銀杯の大きさを一回り小さくしたのに続いて、今年度から銀杯をこれまでの純銀製から銀メッキ製に変更しました。
 純銀製の銀杯は1つ7624円でしたが、銀メッキ製は半額の3812円で、お祝い状なども含めた記念品の今年度の費用は昨年度のおよそ2億6500万円より4割ほど低い1億5000万円になる見込みだということです。
 厚労省は、「銀杯を楽しみにしている高齢者が多いのは承知しており、心苦しいが、見直さざるを得なかった。純銀製ではなくなったが、今後も長寿のお祝いに銀杯を贈り続けたい」と話しています。
 老人の日は改正老人福祉法で、2002年から9月15日と定められました。祝日の敬老の日は、2003年から9月の第3月曜日となっています。

 2016年9月18日(日)

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