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■中南米から帰国した東京都内の男性、ジカ熱に感染 フィリピンでは妊娠中の感染を初確認 [健康ダイジェスト]

 厚生労働省は26日、ブラジル以外の中南米地域に渡航歴のある東京都内の30歳代男性がジカ熱(ジカウイルス感染症)に感染していることが確認されたと発表しました。
 現地で蚊に刺され、感染したとみられます。中南米で流行が拡大した昨年5月以降、国内で感染が確認されたのは9例目。
 厚労省によりますと、男性はブラジル以外の中南米のジカ熱流行国に約1週間滞在し、9月16日に帰国。22日に発熱や発疹、筋肉痛などの症状が出たため医療機関を受診し、23日に陽性が確定しました。
 現在は自宅療養中で、熱も下がり、容体は安定しているといいます。
 一方、フィリピン当局は26日、同国で初めて、胎児に影響を与えるジカ熱に妊娠中の女性が感染している例を確認したと発表しました。
 ポーリン・ウビアル保健相によると、フィリピン国内では9月に入り12件のジカ熱感染例が確認されていますが、この中に妊娠19週目の第1子を身ごもる中部セブ島に住む22歳の女性が含まれていました。
 保健相は、「最初の超音波検査では胎児に異常はみられなかったものの、女性の経過を妊娠期間を通じて定期的に観察することになる」と述べました。
 確認された12例のうち8例は女性で、患者の年齢は9~55歳。全員、検査で陽性結果が出る前の1カ月以内に渡航歴はなく、また全員すでに回復しています。
 妊娠中の女性がジカ熱に感染した場合、出産する子供には小頭症などの先天性障害が起きることがあります。
 患者が発生した地域には、感染経路を突き止め、ジカウイルス対策を勧告するために特別チームが派遣されています。
 ジカウイルスは、蚊を媒介とするか、性交渉を通じて感染します。ジカ熱の治療法もワクチンも現在、開発されていません。科学者らは今月、ジカ熱の「世界的流行」に備えるよう警告を発しました。

 2016年9月26日(月)

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