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■タイでジカ熱による小頭症の新生児を確認 東南アジアで初 [健康ダイジェスト]

 タイの保健当局は、ジカ熱(ジカウイルス感染症)が原因で頭部が先天的に小さい小頭症の新生児が産まれたとみられるケースが、タイ国内で2件確認されたと発表しました。
 世界保健機関(WHO)によると、東南アジアでジカ熱との関連が疑われる小頭症が確認されたのは、初めてです。
 タイの保健当局は30日、タイ国内で今月産まれた小頭症の新生児のうち、ジカ熱が原因で発症したとみられるケースが2件確認されたと発表しました。2人の新生児の母親は、血液検査などの結果、妊娠中にジカウイルスに感染していたとみられることがわかったということです。
 ジカ熱は主に蚊が媒介するウイルス感染症で、妊娠中の女性が感染すると小頭症の新生児が産まれることがあると指摘されていますが、東南アジアでジカ熱との関連が疑われる小頭症の新生児が確認されたのは、今回が初めてです。
 タイでは2012年に初めてジカ熱感染が確認され、今年は首都バンコクなどで300人以上の感染が報告されており、タイ政府はウイルスを媒介する蚊の駆除などの対策を強化することにしています。
 タイには約6万7000人の在留邦人がおり、在タイ日本大使館は、蚊に刺されないよう注意を呼び掛けています。
 日本の外務省も、妊娠中または妊娠を予定している女性は、タイやシンガポールなどジカ熱の感染が拡大している国への渡航をできるだけ控えるよう呼び掛けています。

 2016年9月30日(金)

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