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■B型肝炎ワクチン、10月から原則無料の定期接種に 4月以降に生まれた乳児が対象 [健康ダイジェスト]

 B型肝炎を予防するための0歳児に対するワクチンが、10月1日から予防接種法に基づく原則無料の定期接種となりました。厚生労働省が改正した政令を施行し、全国の市区町村が実施します。 
 今年4月以降に生まれた乳児が対象で、厚労省は生後2カ月と3カ月、7~8カ月の3回の接種が標準的としています。妊婦がB型肝炎ウイルスに感染していた場合は、子供への感染防止のため生後12時間以内に1回目の接種をしており、定期接種の対象からは除外します。
 B型肝炎は、血液や体液に含まれるウイルスによって感染。感染者の一部は急性肝炎や慢性肝炎を引き起こし、慢性肝炎は肝硬変や肝臓がんに進行する可能性があります。発症すると、抗ウイルス薬を飲み続ける必要があります。
 日本の感染者は約130万~150万人とみられ、母子感染のほか、性交渉や注射針の使い回し、血液の傷口への接触などで感染します。
 乳幼時に感染すると一生感染が続きやすいものの、ワクチンを3回接種すれば高い予防効果が期待できます。
 ワクチンは化学及血清療法研究所(化血研、熊本市)とMSD(東京都千代田区)の2社が製造します。化血研のB型肝炎ワクチンは国の承認と異なる方法で製造されたことがわかり、厚労省は今年1月に一時出荷自粛を要請しましたが、5月に出荷を認めました。

 2016年10月2日(日)

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