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■iPS細胞、京都大と大阪大の臨床研究に遅れ 京都大の提供停止の影響で [健康ダイジェスト]

 京都大学iPS細胞研究所がiPS細胞(人工多能性幹細胞)のストック事業で、外部の研究機関へのiPS細胞の提供を一部停止した影響で、少なくとも京都大学と大阪大学で計画中の2つの臨床研究が遅れることが27日、明らかになりました。
 遅れるのは、iPS細胞から輸血用の血小板を作製する京都大学と、角膜を作る大阪大学の臨床研究。
 慶応大学と横浜市立大学もiPS細胞を利用した臨床研究を計画中ですが、「実害はない」としています。
 京都大学iPS細胞研究所は今月23日、新生児のへその緒に含まれる臍帯(さいたい)血からiPS細胞を作る過程で、本来は使用しない試薬が使われていた可能性があるとして、人への使用を目的とした臨床応用を前提にしたケースについては提供を停止しました。
 同研究所は、移植後に拒絶反応が起きにくい特殊なiPS細胞を前もって作製して、再生医療用に保管し、外部の研究機関に提供するストック事業を2013年度に始め、2015年に血液、2016年に臍帯血からiPS細胞を作製、提供していました。
 理化学研究所などが目の難病患者への臨床研究で使う予定のiPS細胞は、血液から作製しており、影響はないといいます。

 2017年1月28日(土)

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