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■40歳代独身男性の23%がメタボで、既婚者の2倍 東京慈恵医大が調査 [健康ダイジェスト]

 独身中年男性のメタボリックシンドローム(メタボ)の割合は既婚者に比べて約2倍に上っているとする調査結果を、東京慈恵会医科大学の和田高士教授(健康科学)らのチームがまとめました。大阪市で7日から始まった日本肥満学会で発表しました。
 調査は東京慈恵会医科大学附属病院(東京都港区)で人間ドックを受けた40歳代の男性2113人を対象に、既婚1672人、単身赴任131人、独身(離婚も含む)310人を質問票の回答と検査結果から比較しました。
 この結果、メタボの人の割合は独身が23%で、既婚の11%の約2倍でした。メタボの予備軍は独身が17%で、既婚の18%とほぼ変わりませんでした。単身赴任では、メタボの割合は10%にとどまる一方、予備軍は22%と最も多くなりました。独身は、メタボの診断基準となる腹囲や血中の中性脂肪、血糖値、血圧の平均値がいずれも既婚より高くなりました。
 生活習慣をみると、独身は朝食を抜くことや外食が多く、運動不足傾向で喫煙率も高くなりました。単身赴任も外食が多いものの、3者の中では最も運動をしていました。
 独身は、「生活習慣の改善に取り組んでいる」や「保健指導を希望する」との回答率も、3者の中で最も低くなりました。
 和田教授は、「独身の中年男性は既婚者より、糖尿病や心筋梗塞、脳卒中のリスクが高まる」と警告しています。
 和田教授はホームページ上で、「メタボリックシンドローム対策は、内臓脂肪を減らすこと。タバコは吸わない、食事・酒の量を少なくする、たくさん動き・たくさん休む、多くの人に接して心配ごと・悩みごとを相談する、趣味を楽しむなどの生活習慣を続けていれば、メタボリックシンドロームにはならない」と述べています。

 2017年10月10日(火)

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