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■アメリカで、大塚製薬が開発したチップ内蔵薬を初承認 体内から信号を発信し飲み忘れ防止 [健康ダイジェスト]

 アメリカの食品医薬品局(FDA)は14日までに、服用すると信号を発し、体に貼り付けた検出器で薬を飲んだことを記録・確認できる薬「エビリファイマイサイト」の販売を承認したと発表しました。マイクロチップが埋め込まれた世界初のデジタル薬といいます。
 統合失調症の治療などに使われる抗精神病薬で、飲み忘れや飲み過ぎを防止し、適切な服用を続けてもらうのが狙い。大塚製薬(東京都千代田区)が製造・販売する抗精神病薬「エビリファイ」(一般名・アリピプラゾール)に、アメリカカリフォルニア州のプロテウス・デジタル・ヘルス社が開発したマイクロチップを組み込んで、「エビリファイマイサイト」を共同開発しました。
 患者が望めば、医師や介護者、家族らと記録を共有することも可能で、効果的な治療につなげることができます。
 大塚製薬とプロテウス・デジタル・ヘルス社によると、薬の中に薄い銅や金、マグネシウムでできた約3ミリのマイクロチップが埋め込まれており、患者が飲んだ薬が胃液に触れると電気信号を発します。信号は細胞を伝わり、患者の脇腹に貼り付けたパッチ状の検出器でキャッチ。薬をいつ飲んだかという情報をスマートフォンやタブレット端末に転送します。
 マイクロチップは一定の時間がたてば、体内で消化・吸収されずに体外に排せつされるといいます。
 大塚製薬は、「アメリカで少数の患者に使用してもらい、製品の価値を確認していく」としています。

 2017年11月15日(水)

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