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■千葉県こども病院で心臓手術を受けた新生児が死亡 MRSA検出、院内感染か [健康ダイジェスト]

 千葉県こども病院(千葉市緑区)は1日、心臓手術を受けた県内の生後1カ月未満の男児がメチシリン耐性黄色ブドウ球菌(MRSA)に感染し、死亡したと発表しました。ほかに4人の0歳児からMRSAが検出され、別の1人は感染していました。
 発表によれば、亡くなった男児は先天性の心臓疾患があり、千葉県こども病院で11月上旬に心臓手術を受けた後、17日に発熱し、19日にMRSAが検出されました。血中の酸素が少なくなる低酸素血症を発症し21日に死亡しました。
 ほかの5人はいずれも県内在住で、0歳の男児2人と女児3人。うち生後10カ月の女児1人はMRSAに感染して発熱したものの、抗菌薬を投与して現在は快方に向かい、MRSAが検出された4人に発熱などはないといいます。
 6人は同じ時期に、新生児集中治療室(NICU)や新生児治療室(GCU)、集中治療室(ICU)などで治療を受けていました。亡くなった男児とほかの5人のMRSAの遺伝子型が一致しないケースがあり、感染経路が複数ある可能性があるといいます。
 千葉県こども病院は、病室に出入りした職員約80人の保菌検査を実施。院内感染とみて第三者を含めた調査委員会を設け、感染と死亡の因果関係や感染経路を調べます。
 同院では2013年にも、体重1000グラム未満の男児がMRSAに感染して亡くなっています。
 星岡明・病院長は1日夜、千葉県庁での記者会見で、「亡くなられた患者様とご遺族には深くおわび申し上げるとともに、ご心配をかけている患者様とご家族、県民の皆様におわび申し上げます」と頭を下げました。

 2017年12月2日(土)

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