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■内視鏡で撮影した画像からAIがポリープ判別 会津大などが技術を開発 [健康ダイジェスト]

 会津大学(会津若松市)の朱欣上級准教授(40 歳)と福島県立医科大学会津医療センター(同)の冨樫一智教授(57歳)らの研究チームは、大腸内視鏡で撮影した画像から人工知能(AI)を使ってポリープがあるかどうかを判別する高精度な技術を開発しました。
 ポリープに関する症例の統計データと照らし合わせることで、識別の精度を約97%まで高めたといいます。1日に会津大で開かれた記者会見で発表されました。
 研究では、ポリープの形や色などのデータを学習したAIが大腸内を撮影した画像データから、ポリープの有無を瞬時に識別します。世界では現在、同様な仕組みで約90%の確率でポリープの有無を判断する技術は開発されているといいます。
 福島医大の冨樫教授によると、一般的に医師の診察では見落とすポリープが約25%あるといいます。今後は、大腸内視鏡で撮影しながら、その場でポリープの有無をリアルタイムに判断できるように改良したい考え。将来的には見付けたポリープに発がん性のリスクがあるかどうかまで、AIで判別できるような技術の確立を目指します。
 研究成果をまとめた論文は、11月8~10日に台湾で開かれたアメリカ電気電子学会(IEEE)の第8回認識科学技術国際会議で、最高賞の最優秀論文賞を受賞しました。
 会津大の朱上級准教授は「AIが医療技術を進歩させることを証明した」、福島医大の冨樫教授は「新しい技術を医療の現場に生かし、医師の精神的な負担軽減につなげたい」と語りました。

 2017年12月2日(土)

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