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■新人医師の臨床研修で産婦人科など必修科目に 厚労省が2020年度から [健康ダイジェスト]

 勤務環境の厳しさなどから産婦人科医が不足する中、厚生労働省は2020年度から、新人医師の臨床研修で産婦人科を必修科目にすることを決めました。
 2010年度に必修科目から外れましたが、研修医全員に産婦人科の現場を経験してもらい、志望者を増やす切っ掛けにしたいと、関係学会が再び必修化するよう求めていました。
 医師国家試験合格後に受ける臨床研修は、医師法で2年以上と定められています。現在、内科、救急、地域医療が必修で、産婦人科は選択可能な科目の一つ。2020年度からの必修は、従来の3科目に、産婦人科、外科、小児科、精神科が加わり計7科目になります。
 日本産婦人科医会の調査によると、昨年の産婦人科医の人数は1万1573人。2010年以降、微増傾向が続くものの、不足は解消していません。同医会の昨年の推計では、リスクが高い出産に対応する総合周産期母子医療センターの約6割が、労働基準法を守る上で必要な人数を確保できていませんでした。
 日本産科婦人科学会は、「産婦人科医が増える切っ掛けになることが期待される。受け入れ体制を整えて産婦人科の魅力を伝えたい」としています。

 2018年1月11日(木)

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