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■がんゲノム医療、先進医療に初めて申請 国立がん研究センター [健康ダイジェスト]

 がん患者の遺伝情報を調べ治療につなげるがんゲノム医療に関し、国立がん研究センター中央病院は12日、遺伝子検査法を先進医療に申請しました。がんゲノム医療分野で先進医療に申請するのは、日本で初めて。
 先進医療に認められれば、一部に公的医療保険が使えるようになります。今年度中をめどに承認される見通し。
 がんゲノム医療は、がん細胞の遺伝子を網羅的に調べ、どの遺伝子に異常が起きているかを突き止め、変異に応じて薬などを使い分ける方法。個々の患者のがん細胞の特徴に合う抗がん剤を使うことができ、より効果的な治療ができるようになると期待されています。一部の施設で、臨床研究や自由診療で実施されています。
 中央病院では2013年から、民間企業とともに検査機器(次世代シーケンサー)を開発。研究の一環として患者の遺伝子を調べ、治療につなげてきました。計画では、再発や病状の進行などで標準的な治療を受けられない最大350人の患者を対象に126種類の遺伝子を調べます。
 自由診療では100万円程度の検査費用のほか、診察や投薬などの費用も含めすべて自己負担。先進医療に認められれば、検査以外の通常の診察などは保険(自己負担1〜3割)が適用されます。中央病院以外の複数の施設も、先進医療の申請を準備中です。
 先進医療は、将来的な保険適用に向けた評価をするために実施する制度。厚生労働省は、この検査法について、先進医療としての実績を踏まえて2019年度の保険適用を目指しています。

 2018年1月15日(月)

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