SSブログ

■プラスチック製ストローの使用中止広がる 紙製や金属製の販売が増加 [健康ダイジェスト]

 海洋汚染対策としてプラスチック製ストローの使用をやめる動きが広がる中、代替品として紙製ストローや金属製ストローの販売が伸びています。生活雑貨店のロフト(東京都千代田区)では、紙製ストローの売れ行きが前年の2・5倍になりました。食器の産地である新潟県燕市のメーカーも、金属製のストローの生産を増やしています。マイ箸に続き、マイストローのブームが来れば金属製の需要はさらに伸びそうです。
 ロフトでは、7月の紙製ストローの売り上げが全店で前年同月と比べ2・5倍となりました。環境意識の高い30~40歳代の女性や、インバウンド(訪日外国人)などからの人気が高いといいます。
 このうち渋谷ロフト(東京都渋谷区)では、7月下旬から紙製ストローとアルミ製ストローを取り扱い始めました。プラスチック製ストロー撤廃の動きを受け、「今後、プラスチックではない、異素材のストローの種類をさらに増やすことを検討している」といいます。
 金属加工が盛んで食器の産地でもある新潟県燕市のメーカーも、マイストローブームに沸いています。チタン加工のホリエでは、5年前から販売する「チタン ストラー」が再注目されていて、月1万本の注文に対して、現在は月産2000本しか生産できていないため、販売を一時止めています。
 この商品はストローとマドラー両方に使えるほか、チタン製でさびにくい点も支持を集めているようです。価格は1本700円で、グリーンやパープルなどカラフルな色が特徴です。同社の堀江拓尓会長は、「年内には販売を再開したい」と語っています。
 アイデアセキカワは来月に、ステンレス製ストローを発売します。これまでもアルミ製ストローを販売していましたが、プラスチック製ストロー撤廃の動きを受け、7月に開発を始めたといいます。アルミ製ストローの受注も7月に入り増え始めました。受注数は「肌感覚では2倍ぐらい」になっているといいます。
 アメリカの宝飾品大手のティファニーも、2017年11月から異素材ストローを販売しています。価格は3万8340円~5万3460円で、シルバー製や金メッキ製3種類をそろえています。ギフトとして購入していく人が多いといいます。
 プラスチック製ストローを巡っては、アメリカのコーヒーチェーン大手のスターバックスが2020年までに全世界で廃止の方針を示すなど、使用取りやめが世界的潮流です。日本でもファミリーレストラン「ガスト」全店で2020年までに原則廃止する方針を示し、今後も同様の動きが広がる模様。代替素材のストローの需要は、さらに増える可能性があります。
 一方、代替素材のストローは,、課題もあります。紙製ストローは、プラスチック製ストローに比べて液体に弱く、硬度を失いやすいとされます。金属製ストローは、洗浄に手間がかかります。

 2018年8月27日(月)

nice!(4)  コメント(0) 
共通テーマ:健康

nice! 4

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。