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■エアコンせきに注意が必要 猛暑で症状訴える人増える [健康ダイジェスト]

 全国各地で厳しい暑さとなり、熱中症で体調を崩す人や亡くなる人が続出しています。テレビや新聞、インターネットなどさまざまなメディアに医師が登場し、エアコンをつけるように」と注意喚起していますが、一方でエアコンの冷房が効いた部屋などにいると、せきが止まらないという症状を訴える人が増えています。
 東京都豊島区の呼吸器科がある池袋大谷クリニックでは、7月からエアコンの冷房の効いた部屋に入ったり電車に乗ったりした時に、せき込んでしまうという症状を訴える患者が昨年に比べて1・3倍に増えているということです。
 池袋大谷クリニックの医師によりますと、風邪とは異なり、2週間以上せきが止まらなくなる、いわゆる「エアコンせき」という症状で、エアコンの冷たい空気が気道を刺激してせきが出やすくなるほか、エアコン内部のカビやほこりが引き金になることもあるということです。
 処置をしないでいると、激しいせきで眠れなくなったり、ろっ骨を折ったりするほか、悪化させれば気管支ぜんそくや肺炎になることもあるため、早めに医療機関で受診するよう呼び掛けています。
 また、自宅でできる対処としては、エアコンを定期的に掃除することや、内部のカビの繁殖を防ぐため、外出の際などにタイマー設定をした上で、15分程度送風モードで運転しエアコン本体を乾燥させること、さらに、外気と室内の寒暖差が激しいと気道を刺激してせきが出やすくなるため、エアコンの温度をあまり下げすぎないように心掛けてほしいとしています。
 池袋大谷クリニックの院長の大谷義夫医師は、「厳しい暑さで、一日中エアコンをつけている人も多い。効率よく涼もうとして風を人に向けがちですが、冷気が当たれば気道を刺激するだけでなく、体が冷えすぎて血流障害を起こします。『人を冷やすのではなく部屋の温度を下げる』ことを心掛けてください。ほとんどのエアコンは風向きの調節ができますが、空気は暖ければ上、冷たければ下にたまる性質があるので、サーキュレーターや扇風機を併用して部屋全体の温度を均一に保つようにしてみるのも一つの方法です」と話しています。

 2018年8月30日(木)

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