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■中高年の4割近く、認知症になるのが怖い がんなどへの不安を大きく上回る [健康ダイジェスト]

 中高年の4割近くが認知症になるのが怖いと考えているとする調査結果を、日本医師会総合政策研究機構の主任研究員の坂口一樹さんらが発表しました。健康への不安では、体力の衰えに次いで高く、がんなど他の病気を大きく上回りました。
 調査は、太陽生命保険が2017年3~4月に実施しました。無作為に抽出した被保険者5000人(40~70歳代)のうち、有効回答を得た1557人(男性336人、女性1221人)のデータを分析しました。
 健康への不安に関する設問では、「体力が衰えてきた」が50・9%でトップ。次いで「認知症になるのが怖い」が37・6%で、「心筋梗塞や脳卒中」26・5%や「がん」26・1%より多いのが目立ちました。
 認知症に関する不安や心配事では、「現在の介護保険制度がどうなるか心配」が82・9%に上りました。費用や相談先、受けられる介護サービスも選べる設問でしたが、それらへの不安を上回りました。
 政府は認知症対策として国家戦略「新オレンジプラン(認知症施策推進総合戦略)」を掲げ、団塊の世代が75歳以上となる2025年に向けて適切な医療・介護の提供、支援のための地域づくりなどを推進しています。しかし、新オレンジプランを知っていると答えたのは5・8%にとどまりました。
 坂口さんは、「経済力のあるシニア女性層が回答者に多い点を考慮する必要はあるが、認知症への不安ばかりが先行している状況がみて取れる結果となった。国は不安解消を政策の最優先課題にして取り組むべきだ」と話しています。

 2018年9月18日(火)

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