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■受精卵へのゲノム編集、来年4月にも解禁へ 基礎研究だけに限定 [健康ダイジェスト]

 生命の設計図に当たる遺伝子を自在に改変できる「ゲノム編集」を人の受精卵に行う基礎研究が、日本でも来春、解禁される見通しとなりました。文部科学省と厚生労働省は28日に開かれる有識者会議で、研究に関する指針案を示します。
 今回解禁されるのは、生殖補助医療に役立つ基礎研究に限られます。研究で使う受精卵は、不妊治療で使われなかった受精卵(余剰胚)だけで、遺伝子改変した受精卵を人や動物の胎内に戻すことは認めません。両省は一般市民の意見も聞くなどした上で、来年4月の指針施行を目指します。
 人の受精卵にゲノム編集を行う研究は、生殖補助医療のほか、遺伝性疾患などの難病治療にも役立つと期待されており、中国やアメリカでは病気の原因となる遺伝子を修復するなどの目的で、受精卵にゲノム編集を行う基礎研究の実施例が報告されています。
 しかし、日本にはルールがなく、政府の総合科学技術・イノベーション会議が今年3月、研究に関する指針を整備するよう国に求める報告書をまとめていました。遺伝性の病気やがんなどの治療を目的とした基礎研究については、引き続き同会議のもとで議論します。

 2018年9月24日(月)

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