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■乳がん手術後の生存率、23の遺伝子が関係か 九州大が人工知能で解析 [健康ダイジェスト]

 乳がんの手術で摘出したがん細胞の遺伝子を人工知能(AI)を使って解析したところ、手術後の生存率には23の遺伝子が関係していると見なされることを九州大学の研究チームが発見し、詳しいメカニズムを解明して新たな治療法の開発にも役立てたいとしています。
 研究を行ったのは、九州大学生体防御医学研究所の中山敬一主幹教授らの研究チームで、27日から大阪市で始まる日本癌学会で成果を発表します。
 海外のデータベースに登録されている乳がんで亡くなった約7000人の患者について、がん細胞の中で働く184の遺伝子と手術後の生存率の関係を人工知能を使って詳しく解析しました。
 その結果、23の遺伝子が活発に働いているかどうかの組み合わせが手術後の生存率に深くかかわっていると見なされることがわかったということです。
 比較的進行したがんでも、長期間にわたって高い生存率を保つことに関係していると見なされる遺伝子の組み合わせもあったということです。
 研究チームでは、これらの遺伝子を調べることで乳がんの手術後の生存率を予測できる可能性があるとしており、メカニズムを解明して新たな治療法の開発にも役立てたいとしています。
 中山主幹教授は、「23の遺伝子はこれまで乳がんとのかかわりは知られていなかったが、人工知能を使うことで見付けることができた。がんの本質をつかむ大きな一歩になるはずだ」と話しています。

 2018年9月30日(日)

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