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■風疹患者が952人、昨年1年間の10倍以上に 4週連続で100人超 [健康ダイジェスト]

 風疹の患者数は9月30日までの1週間に新たに134人報告され、今年の患者は累計952人と、すでに昨年1年間の10倍以上に上っています。新たな患者は4週連続で100人を超えており、国立感染症研究所は、必要な人はワクチンの接種を検討するよう呼び掛けています。
 風疹は発熱や発疹などの症状が出るウイルス性の感染症で、妊娠中の女性が感染すると生まれてくる赤ちゃんの目や耳、それに心臓などに障害が出る恐れがあります。
 国立感染症研究所によりますと、9月24~30日の1週間に全国の医療機関から報告された風疹の患者数は134人で、4週連続で新たな患者が100人を超えました。
 都道府県別では、東京都が前の週から新たに40人増えて307人、神奈川県が21人増えて108人、千葉県が16人増えて195人、埼玉県が16人増えて70人、愛知県が8人増えて55人などとなっており、首都圏の患者が全体の7割以上を占めています。
 国立感染症研究所は、今後、妊娠する可能性のある女性は2回のワクチン接種を受けておくとともに、妊婦の周りにいる人も接種が必要か検討するよう呼び掛けています。
 根本匠厚生労働大臣は閣議の後の記者会見で、「まずは赤ちゃんの先天性風疹症候群を防ぐため、患者の多い首都圏や愛知で、妊娠中の女性の家族や妊娠を希望する女性を対象に重点的な対策を進める。中長期的な対策は、風疹の感染状況や抗体検査の実施状況などを勘案しながら、引き続き検討していきたい」と述べました。

 2018年10月10日(水)

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