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■風疹患者、6週連続で100人超え 今年の累計患者は1289人 [健康ダイジェスト]

 風疹の患者数は10月14日までの1週間に全国の医療機関から新たに141人報告され、今年のこれまでの累計患者は1289人に上りました。新たな患者が100人を超えるのは6週連続で、各地で感染が続いています。
 国立感染症研究所は、妊娠した女性が感染した時に赤ちゃんの目や耳、心臓などに障害が出る「先天性風疹症候群」が増える可能性があるとして、女性は妊娠する前に2回ワクチンを接種するほか、妊婦の家族など周りにいる人もワクチンの接種が重要だと呼び掛けています。
 都道府県別では、東京都が前の週から46人増えて432人、千葉県が15人増えて234人、神奈川県が26人増えて163人、埼玉県が9人増えて90人、愛知県が10人増えて71人、大阪府が4人増えて33人、福岡県が8人増えて25人などとなり、首都圏の患者が全体の7割以上を占めています。
 男女別では、女性の227人に対し、男性は1062人と約5倍になっていて、30歳代から50歳代が男性患者全体の8割を占めます。また、女性では20歳代が最も多く、患者数は79人になっています。
 国立感染症研究所の多屋馨子室長は、「新たな患者の報告が6週連続で100人を超え、患者の増加のスピードは全く衰えていない状態だ。先天性風疹症候群を防ぐため、ワクチンの接種ができない妊婦はまず、自分に免疫があるか医療機関で検査し、免疫がない場合には人混みなどの混雑を避けた上で、家族など周りにいる人たちにワクチンを受けてもらうなどして予防をしてほしい。また、男性も含めワクチンを接種するべきかわからない人は、母子健康手帳に2回以上の接種の記録があるか確認し、記録がなければ抗体検査を受けるなどワクチンの接種を検討してほしい」と話していました。
 また、アメリカの疾病対策センターが日本での風疹の感染状況を受けて、22日、警戒レベルを上から2番目の「より注意」に引き上げたことについて、「アメリカ当局のこうした対応は、5年前に日本で風疹が大規模に流行した時以来で、強い危機感を持って受け止めるべきだ」と話していました。

  2018年10月23日(火)

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