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■カインズが甘栗4万9000袋を自主回収 一部に細菌混入、21都府県の161店舗で販売

 ホームセンターを展開するカインズ(埼玉県本庄市)が販売した中国産「天津むき甘栗」の一部に細菌が混入し、4商品の計約4万9000袋を自主回収していることが10月30日、明らかになりました。細菌が検出された商品は甘栗が直接入った小袋が膨張し、細菌が増殖して腐敗した甘栗を食べた場合、健康被害が生じる可能性があります。
 カインズは現時点で健康被害を把握していないものの、食べないように呼び掛けています。
 対象商品は、むいた複数の甘栗100グラムが直接入った商品(賞味期限2019年7月17日)、110グラムの小袋が3パック入った商品(同)、100グラムの小袋が3パック入った商品(賞味期限2019年8月19日)、100グラムの小袋が10パック入った商品(同)。税込み価格は98~880円。
 8月1日~10月23日、21都府県の161店舗で販売し、一部は在庫から回収しました。甘栗の産地は中国河北省で、自社ブランド商品として現地企業に委託生産し、カインズが輸入しました。
 10月22日、埼玉県の店舗に男性が未開封のままで膨張した小袋を持ち込みました。男性は別の小袋を食べたものの、味などに異常の指摘はなかったといいます。
 カインズが各地の在庫品を確認した結果、滋賀県でも膨張した小袋が見付かりました。混入した細菌が膨張に関連しているとみられます。
 膨張した小袋を検査機関に委託して調査した結果、中から「パエニバシラス属」の細菌の一種を検出。この細菌は食中毒菌ではないものの、同属の細菌が高齢などで抵抗力の弱い人の体内に入るとまれに感染症を起こす恐れがあるとされます。
 カインズは、「微生物が増殖する可能性がある。消費者の皆さまに多大なご迷惑を掛け、深くおわびします。食べずに回収に協力をお願いしたい」としています。
 カインズは販売した商品かレシートで購入が確認できた場合、返金します。問い合わせは「お客様相談室」=フリーダイヤル(0120)877111(休日を含む午前10時~午後6時)=へ。

 2018年11月1日(木)

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