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■BCGワクチン、溶剤からヒ素検出で出荷停止 厚労省、安全性に問題なし [健康ダイジェスト]

 子供の結核予防のため1歳未満の乳児を対象に接種しているBCGワクチンを溶かすための生理食塩液から、基準を超えるヒ素が検出され、8月からワクチンとともに出荷を停止していることを2日、厚生労働省が明らかにしました
 検出されたヒ素はごく微量で、この量以下ならば一生の間、毎日注射しても健康に悪影響が出ないとされる国際的な許容量の数十分の1だったため、ワクチンの安全性に問題はないといいます。生理食塩液を入れるガラス製の容器からヒ素が溶け出るのが原因とわかり、容器を別の製品に代えたところ基準を超えるヒ素は検出されなくなりました。
 現在は、在庫分のBCGワクチンが接種されています。11月中旬にも別の容器に取り換えて出荷を再開する予定で、BCGワクチンは不足しない見込み。
 厚労省によると、ヒ素が検出されたのは日本ビーシージー製造(東京都文京区)が作る乾燥BCGワクチンの生理食塩液。8月9日に判明し、出荷を停止しました。厚労省は発覚から約3カ月間、事実を公表していませんでした。

 2018年11月4日(日)

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