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■旅行客のギョーザからアフリカ豚コレラを検出 中国から羽田空港に持ち込み [健康ダイジェスト]

 中国で感染が広がっている豚の伝染病の「アフリカ豚(とん)コレラ」に感染していたとみられる豚肉の製品が羽田空港から入国しようとした旅行客の荷物から見付かり、農林水産省は9日、養豚業者などに改めて警戒を呼び掛けています。
 アフリカ豚コレラは日本で感染事例のある豚コレラよりも致死率が高く、豚が感染すると発熱や出血などの症状が出てほぼすべてが死ぬため、養豚業者に強く警戒されている豚の伝染病です。人には感染せず、感染した肉を食べても問題はありません。もともとアフリカで発生していましたが、今年8月に中国で初めて感染が確認され、その後、中国各地の養豚場で感染の報告が相次いでいます。
 農水省によりますと、10月14日に羽田空港にある動物検疫所が中国の上海からの旅行者が許可なく持ち込もうとしたギョーザを回収し調べたところ、アフリカ豚コレラのウイルスの遺伝子が検出され、感染していた豚肉が使われているとみられるということです。旅行客は日本人でない東洋人だとしました。
 ギョーザは自家製で非加熱の状態だったということで、農水省は国内の養豚業者に対して飼育場への人の出入りを最低限に抑えるほか、餌の加熱処理など対策の徹底を改めて呼び掛けているほか、中国と日本を結ぶ航空会社に対し、肉製品は許可なく持ち込めないことを乗客に呼び掛けるよう協力を求めています。
 アフリカ豚コレラのウイルスが動物検疫所で回収した食品から検出されるのは、10月1日に北海道の新千歳空港で中国の北京から来た外国人旅行者から回収した豚肉ソーセージ以来、2例目になります。
 農林水産省動物衛生課の担当者は、「関係機関と連携してウイルスを侵入させないよう検疫を徹底したい」と話しています。

 2018年11月10日(土)

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