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■コンゴのエボラ出血熱、過去最悪の事態に 319人が感染、うち198人が死亡 [健康ダイジェスト]

 エボラ出血熱が流行しているアフリカ中部のコンゴ民主共和国(旧ザイール)で、感染が確認された人が300人を超え、政府は1976年に最初の流行が起きて以来、最悪の事態になっていると発表しました。
 コンゴ民主共和国のカレンガ保健相は9日、声明を出し、北東部の北キブ州やイトゥリ州などで今年8月1日以降続いているエボラ出血熱の流行で感染が確認された人が319人になり、198人が死亡したと発表しました。
 コンゴ民主共和国では、1976年以来、これまでに9回の流行が起きていますが、今回、感染が確認された人の数は、これまでで最も多かった最初の流行を超え、過去最悪の事態になったということです。
 今回、感染が流行している北東部は鉱物資源の産地として知られ、中央政府の統治が及ばない中で多くの武装グループが資源の利権を奪い合い、深刻な紛争が続いています。
 国連は、世界最大規模の平和維持活動(PKO)の部隊を送り込んでいるものの情勢は安定せず、戦闘に阻まれて医療関係者が十分に活動できない中でエボラ出血熱の感染が広がっています。
 カレンガ保健相は、声明の中で「今回の流行ほど複雑な状況はない。地元の住民と政府、それに国際社会の連携が欠かせない」と訴えています。
 エボラ出血熱は、感染した人間の血液や分泌物、嘔吐(おうと)物などに含まれるエボラウイルスが体内に侵入することで感染します。1976年に初めて感染が確認され、2014~16年の流行時には西アフリカのギニア、リベリア、シエラレオネの3カ国を中心に1万人以上が死亡しました。

 2018年11月11日(日)

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