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■B型肝炎の根治薬候補に抗寄生虫薬 東大チーム発表 [健康ダイジェスト]

 B型肝炎で根本治療薬の候補が見付かったと、東京大学の研究チームが発表しました。研究成果は、アメリカの医学誌に掲載されました。
 B型肝炎は、ウイルス感染によって肝臓が炎症を起こす病気。国内の持続感染者は推計で100万人以上で、このうち発症者は約7万人とされています。現在使われている薬では、ウイルスの増殖を抑えることができても、ウイルスそのものを除去することは難しいという課題がありました。
 研究チームは、ウイルスのタンパク質と肝臓細胞のタンパク質が結び付くことで、ウイルスの増殖が始まることに注目。結び付きを阻害する物質を探すため、すでに別の用途で使われている薬約800種類を調べました。その結果、アメリカで認可されている抗寄生虫薬「ニタゾキサニド」に、ウイルスの増殖を抑えるだけでなく、減らす効果があることを確認しました。
 研究を取りまとめた東大講師の大塚基之さんは、「効果を最大にする方法などを検討した上で、実用化の可能性を探っていきたい」と話しています。

 2018年12月4日(火)

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