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■デジタル機器の長時間視聴、子供の脳に影響 アメリカで大規模調査 [健康ダイジェスト]





 子供4500人の脳をスキャンする大規模な調査により、デジタル端末やビデオゲームなどの画面を長時間眺めている子供の脳にはそうでない子供と「異なるパターン」がみられることがわかったと、アメリカの国立衛生研究所の研究チームが明らかにしました。
 アメリカCBSの報道番組「60ミニッツ」は国立衛生研究所が3億ドル(約340億円)かけて実施している研究を取り上げ、来年以降に公開予定だという初期データを紹介。それによると、デジタル端末などの機器を1日7時間以上使用している9~10歳の子供の脳では、知覚情報を処理している大脳皮質に尚早な委縮の兆候がみられました。
 また、言語と論理的思考に関する試験をさせたところ、デジタル端末などの機器を1日2時間以上使用している子供は成績が低い傾向もみられたといいます。
 同番組でインタビューを受けた国立衛生研究所のガヤ・ダウリング医師は、「画面を見ている時間が原因なのかどうかはわからない。また悪影響なのかどうかもまだわからない」「いえることは、画面の視聴時間が長い子供の脳はこのようだということだ。そしてパターンは1つだけではない」と語りました。
 研究の最終的な目的は画面視聴の中毒性を調べることですが、長期的な結果を判断するには数年かかるといいます。
 アメリカ小児科学会が最近発表した画面視聴時間に関するガイドラインの主著者で、同番組に出演したディミトリ・クリスタキス医師は、「我々は今、次世代の子供たちに対する野放しの実験の真っただ中にあるのではないか」と懸念を示しました。
 小児科学会では保護者らに対し、生後18~24カ月以下の子供についてはビデオチャット以外のデジタル機器の使用を避けるよう推奨しています。

 2018年12月11日(火)
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