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■廃棄プラスチックを炭素化し再利用 龍谷大と企業が新技術を確立 [健康ダイジェスト]

 廃棄プラスチックを炭素化し、エアコンのフィルターや壁紙へ応用することに成功したと、龍谷大学と炭素素材製品の研究開発を行う大木工藝(大津市)が発表しました。プラスチックごみによる海洋汚染などの問題が深刻化する中、プラスチックごみの新たな活用策として期待されます。
 ペットボトルのみから活性炭を作り出す技術はすでに実用化されていますが、今回はペットボトルだけでなくプラスチックや樹脂も含む廃棄プラスチックから炭や活性炭を作り出し、再利用する手法を確立しました。
 プラスチックは炭素や水素、添加物でできていますが、水蒸気を当てることで炭素以外の物質を除去します。こうして作られた活性炭を消臭剤や融雪剤、建材の製造に使用できるようになりました。
 また、壁紙や保冷車に使われる大木工藝の節電シートにこの活性炭を活用することで、熱伝導効率の向上やコストダウンにも成功。冷暖房効果を最大限に生かし、環境負荷を低減する節電シートの性能をより高めることにつながりました。
 龍谷大理工学部物質化学科の青井芳史教授は、「廃棄物を付加価値の高い材料に変えて、新たな道をつくっていく」と話しています。

 2018年12月12日(水)

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