SSブログ

■インフルエンザ患者の異常行動、95件を確認 19歳以下が94件 [健康ダイジェスト]

 厚生労働省によりますと、昨シーズン、季節性インフルエンザの患者による異常行動は95件報告されています。報告数は過去10シーズンで3番目に多く、95件のうち94件が19歳以下でした。
 年齢は10歳前後の子供が中心で、多くのケースが発熱から2日以内に起きています。
 異常行動の内容は、突然走り出すのが最も多くなっていますが、興奮して窓を開けて飛び降りようとしたり、歩き回ったりすることもあるということです。
 厚労省研究班の調査によると、インフルエンザ治療薬の種類別の報告数はタミフル23件、リレンザ16件、イナビル26件、ラピアクタ2件。昨年3月から販売されたゾフルーザは2件でした。イナビルを服用した10歳代の少年が翌日、家族が目を離しているうちに自宅マンションの8階のベランダから転落して死亡したケースもありました。一方、薬を服用していないケースでも、異常行動が16件ありました。
 性別では男性63%、女性37%。年齢は9歳と13歳が12件と最も多く、これまでと同様に小学生から中学生の男児に異常行動が出やすいという傾向が見られました。      
 2007年から厚労省はタミフルの10歳代への使用を原則、禁止してきましたが、異常行動との因果関係が明確ではないとして昨年8月、使用制限を解除しました。
 厚労省はインフルエンザ治療薬の処方にかかわらず、小学1年から19歳までがインフルエンザになった場合は、発熱から2日間はなるべく1人にさせず、玄関に施錠したり、ベランダに面していない部屋に寝かせたりするなど、異常行動に注意を払うよう呼び掛けています。

 2019年1月23日(水)

nice!(1)  コメント(0) 

nice! 1

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。