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■最も危険度が高い感染症、防御に挑む 長崎大、国内初の本格拠点を着工 [健康ダイジェスト]

 長崎大は26日、感染症研究拠点「BSL(バイオセーフティー・レベル)4施設」の起工式を、長崎市の同大坂本キャンパスで開きました。28日に建設工事に着手し、2021年7月に完成予定で、2022年度以降の稼働を目指しています。
 BSL4施設は、世界保健機関(WHO)が設けた4段階ある病原体の危険度のうち、最も危険度が高いエボラ出血熱などの病原体の研究ができます。完成すれば、国立感染症研究所村山庁舎(東京都武蔵村山市)に次いで、国内2カ所目のBSL4施設となり、海外に後れをとっていたワクチンや治療薬の研究が本格的に始まり、国内に侵入する感染症の防御力向上につながることになります。
 長崎大によると、施設は鉄筋コンクリート5階建てで、延べ床面積約5300平方メートル。26日は坂本キャンパスにある整備地で、作業員が資材を運んでいました。地盤を補強するために鉄骨を地中に埋め込む作業などを実施後、建物本体の工事に取り掛かります。
 坂本キャンパスの外では、近隣住民ら約40人が集まり、「長崎にBSL4はいらない」と書かれた横断幕を掲げて建設反対を訴えました。一部の住民は、施設の安全性が担保されていないとして、建設差し止めを求める仮処分を長崎地裁に申し立てています。

 2019年1月28日(月)

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