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■武田薬品、デング熱ワクチンの販売承認を申請へ 2020年前半にも中南米などで [健康ダイジェスト]

 武田薬品工業が開発中のデング熱ワクチン「TAK―003」について、販売承認を2020年前半にも申請する見通しであることが、明らかになりました。中南米やアジアで実施していた臨床試験(治験)の最終段階で、予防効果を確認しました。
 デング熱ワクチンはすでにフランスの製薬大手サノフィが手掛けていますが、武田薬品の製品は対象とする年齢層が広く、より多くの人に使える可能性があります。
 武田薬品はまず中南米など流行地域でワクチンの販売承認を申請し、その後アメリカやヨーロッパに広げる方針。このほど最終治験の初回解析を実施し、全4種のデング熱ウイルスに対して予防効果を確認しました。安全性も大きな懸念はありませんでした。
 サノフィの既存製品の接種対象は9歳以上ですが、今回の治験は4歳以上を対象に実施し、承認されれば対象者数は広がります。販売承認を見据え、1億ユーロ(約125億円)以上を投じてドイツで製造設備の準備を進めています。
 デング熱はネッタイシマカやヒトスジシマカなどを媒介としてデングウイルスに感染することで発症し、発熱や発疹などの症状が現れます。世界で年に約3億9000万人が感染し、うち2万人ほどが死亡しています。国境を越えた人の移動が活発化していることで先進国でも発症が増え、日本でも2014年に69年ぶりの国内感染が確認されました。

 2019年1月30日(水)

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