■イルカやクジラなど50頭の死体すべてからプラスチック イギリスの研究チーム発表 [健康ダイジェスト]
海岸に打ち上げられたイルカやクジラなどの哺乳類50頭の死体を調べたところ、すべての体内から大きさが5ミリ以下のマイクロプラスチックが見付かったとする研究結果が、イギリスの研究チームから発表されました。
イギリスのエクセター大学などの研究チームは、国内の海岸に打ち上げられた動物のうち、イルカやクジラ、アザラシなど10種類の哺乳類、合わせて50頭を調べた結果を1月31日、イギリスの科学雑誌に発表しました。
それによりますと、全体からは合わせて273個のプラスチック片が見付かり、このうち9割以上の261個が5ミリ以下のマイクロプラスチックで、すべての個体の消化器から見付かったということです。
プラスチック片のうち最も多かったのは、魚を取る網や衣服などに使われる化学繊維で全体の84%、残る16%は容器やペットボトルなどに使われるものでした。
研究チームは死因にマイクロプラスチックがかかわっているかはわからないとした上で、「マイクロプラスチックそのものや、表面に付着した化学物質が、これらの動物にどのような影響を与えるのかはまだわかっておらず、さらに研究する必要がある」としています。
2019年2月2日(土)
イギリスのエクセター大学などの研究チームは、国内の海岸に打ち上げられた動物のうち、イルカやクジラ、アザラシなど10種類の哺乳類、合わせて50頭を調べた結果を1月31日、イギリスの科学雑誌に発表しました。
それによりますと、全体からは合わせて273個のプラスチック片が見付かり、このうち9割以上の261個が5ミリ以下のマイクロプラスチックで、すべての個体の消化器から見付かったということです。
プラスチック片のうち最も多かったのは、魚を取る網や衣服などに使われる化学繊維で全体の84%、残る16%は容器やペットボトルなどに使われるものでした。
研究チームは死因にマイクロプラスチックがかかわっているかはわからないとした上で、「マイクロプラスチックそのものや、表面に付着した化学物質が、これらの動物にどのような影響を与えるのかはまだわかっておらず、さらに研究する必要がある」としています。
2019年2月2日(土)
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