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■誤作動の恐れがある心臓ペースメーカー、対象機器が増加 使用患者が失神する事例も [健康ダイジェスト]

 医療機器会社「日本メドトロニック」(東京都港区)がアメリカの製造元から輸入販売した植え込み型心臓ペースメーカーの不具合問題で、東京都は4日、誤作動を起こす恐れのある機器が新たに778台増え、計1936台になったと発表しました。
 発表によると、1月18日の問題発表時の同社側のリストに漏れがあり、「Adapta DR」「Adapta VDD」「Versa DR」(2017年7月~2019年1月出荷分)の3機種計775台で、新たに問題があることが発覚。別機種の「Sensia DR」(同)の3台についても対応が必要と判明しました。
 同社や東京都によりますと、これらの機器は集積回路に不具合があり、特定の条件が重なった時に正常に作動しない可能性があり、必要な血液が送られず失神や重い健康被害を引き起こす可能性があるということです。
 患者の体内から取り出さず、機器に内蔵されたプログラムを無線通信で修正したり、患者の状況次第では機器の交換が必要で、同社は、納入先の医療機関計820施設を通じて患者に連絡しています。
 問題の機器を巡っては、海外で昨年の秋以降、停止したケースが4件起きているほか、国内でも1月中旬、機器の使用患者が失神する事例が1件報告されたといいます。
 日本メドトロニックの患者向けの問い合わせの電話番号は0120ー911ー381で、平日の午前9時から午後5時まで受け付けています。

 2019年2月6日(水)

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