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■全国の風疹患者、約1カ月で367人 春から大流行になる恐れ [健康ダイジェスト]

 昨年、この10年余りで2番目に患者が多くなった風疹(三日ばしか)は、今年も約1カ月の患者数が367人と多い状態が続いています。例年、春から患者が増加する傾向にあるため、専門家は今年は大きな流行になる恐れがあるとして注意を呼び掛けています。
 昨年、全国の医療機関から報告された風疹の患者は2917人と、現在の方法で統計を取り始めた10年余りで2013年に次いで2番目に多くなり、今年も2月3日までの約1カ月の患者数は全国で367人と、この時期としては多い状態が続いています。
 都道府県別では東京都が101人、神奈川県が57人、千葉県が37人、大阪府が32人、福岡県が30人などと、首都圏が6割余りを占めています。
 風疹は発熱や発疹などの症状が出るウイルス性感染症。重症化や合併症の危険は低いものの、妊娠中の女性が感染すると、赤ちゃんに難聴や心疾患、白内障、発達の遅れなどの障害が出る「先天性風疹症候群」となる可能性があり、1月には埼玉県で男の子1人が先天性風疹症候群と診断されました。
 国立感染症研究所によりますと、風疹の流行は数年にわたって続く傾向があるほか、例年、春から患者数が増加するため、今年もこれからさらに患者が増えて大きな流行になる可能性があるとしています。
 厚生労働省は、子供のころに予防接種を受けた人が少なく、流行の中心となっている39歳から56歳の男性を対象に、ワクチン接種が必要か調べる抗体検査とワクチンの接種を原則無料で受けられる制度を始めることにしており、国立感染症研究所は「女性は妊娠の前に2回のワクチン接種を行っておくほか、新たな制度の対象となる男性はこれを活用をして検査やワクチン接種を行ってほしい」と呼び掛けています。

 2019年2月12日(火)

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