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■外国人急患に24時間対応「医療通訳コールセンター」を開設 大阪府が新年度に [健康ダイジェスト]

 大阪府は、病院と外国人の救急患者との意思疎通を支援する「医療通訳コールセンター」を新年度に発足させます。外国人の急患が病院側とうまくコミュニケーションがとれず、トラブルになるケースが増えており、24時間対応可能な医療通訳を待機させて病院側をサポート。4月から始まる外国人労働者の受け入れ拡大にも備えます。
 大阪府を訪れた外国人観光客は、2013年の263万人から2017年に1110万人に急増。府の外国人患者の受け入れ実態調査によると、2017年度に府内の病院の6割が救急搬送を含む外国人患者を受け入れ、約1万5000人(速報値)が受診しました。受け入れ時に多いトラブルの理由(複数回答)は、「言語・コミュニケーション」(39・2%)、「医療費などの未払いの発生」(18・6%)などが多くなりました。
 大阪医療センター(大阪市)の関本貢嗣副院長は、「一晩に3、4人の外国人急患が訪れると、対応が追い付かないこともある。文化や保険制度の違いが原因となることが多い」と指摘しています。
 府が新設する「医療通訳コールセンター」では、医療関連の用語に精通した通訳が英語、中国語、韓国語、スペイン語、ポルトガル語の5カ国語で24時間、病院側の問い合わせに電話で対応します。
 金銭トラブルや外国の保険会社への請求などへの対応を医療機関に助言する相談窓口も、新設予定。大阪府は、関連経費計約1800万円を新年度予算案に計上する方針です。

 2019年2月16日(土)

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