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■9カ国語対応の外国人向け「健康手帳」を作成 群馬県のNPO法人など [健康ダイジェスト]

 外国人材の受け入れ拡大に向けて、外国人が群馬県内で病気やけがをした際に役立ててもらおうと、医療機関を紹介する相談窓口の連絡先などが9カ国語で書かれた健康手帳が作成されました。
 この健康手帳は、医療通訳を派遣する前橋市のNPO法人「群馬の医療と言語・文化を考える会」などが4月からの外国人材の受け入れ拡大に伴い、病気やけがで医療機関を受診する外国人が増えると見込まれることから作成しました。県内で住民の数が多い英語やベトナム語、ポルトガル語、中国語など8カ国の言語に対応し、日本語もあります。
 健康手帳には、医療機関を紹介する相談窓口や消防など緊急の連絡先が書かれているほか、持病や服用している薬、宗教上の制限など、医師に伝える情報をあらかじめ記入しておく欄が設けられています。
 また、インフルエンザの予防接種などを促して感染症の拡大を防ぐことや、健康を維持するためのポイント、妊娠時の相談先や医療保険制度についての解説なども盛り込まれています。
 健康手帳は、日本語と英語が2000部、他の言語は1000部ずつ、合わせて1万1000部作成され、群馬県内の日本語学校や外国人が働く企業、病院などに配られることになっています。
 NPO法人の原美雪副代表理事は、「言語の問題で病院に行けず受診が遅れるケースも聞くので手帳を持ち歩いてもらい、多くの外国人に活用してほしいです」と話していました。

 2019年2月18日(月)

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