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■がん免疫治療薬の効果、筋肉量が多い肺がん患者ほど長続き 大阪大が研究 [健康ダイジェスト]

 「オプジーボ」などの新しいがん免疫治療薬の効果は、筋肉量が多い患者ほど長続きするという研究結果を、大阪大の研究チームがまとめました。「筋肉量が、薬の効果を予測する指標の一つになる可能性がある」としています。論文がイギリスの科学誌「サイエンティフィック・リポーツ」に掲載されました。
 体内の免疫を活性化させてがんを攻撃するオプジーボや「キイトルーダ」は、一部の患者には劇的な効果がありますが、どの患者に効くかを事前に予測することは難しいという課題がありました。
 研究チームは、オプジーボやキイトルーダの投与を受けた肺がん患者42人を対象に、アジア人の平均的な筋肉量と比較し、筋肉量が多いグループと少ないグループに分け、薬の効果を調べました。
 その結果、筋肉量が多いグループの20人では、薬の効果が7カ月ほど続いたのに対し、筋肉量が少ないグループの22人では、薬の効果が2カ月ほどしか続きませんでした。薬の効果が1年以上続いた人の割合も、筋肉量が多いグループのほうが多くなりました。
 研究チームの白山敬之特任助教(呼吸器内科)は、「筋肉からは、がんの増殖を抑える物質が分泌されているとの報告もある。治療効果を上げるため、運動などで筋肉量を維持する取り組みが大切になるかもしれない」と話しています。

 2019年2月26日(火)

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