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■蚊の吸血行動を抑える物質、ロックフェラー大など発見 感染症対策に期待 [健康ダイジェスト]

 蚊の吸血行動を抑える物質を見付けたと、アメリカのロックフェラー大などが発表しました。蚊が人から人へとウイルスを媒介する感染症の対策に使える可能性もあるとして注目されます。論文がアメリカの科学誌「セル」に掲載されました。
 研究チームは、人の体内で食欲の調節にかかわっている特殊なタンパク質に似た物質が、ジカウイルス感染症(ジカ熱)やデング熱を媒介するネッタイシマカにもあることに着目。その物質の働きを高める化合物を突き止めました。
 この化合物をネッタイシマカに与えると、動物に近付いて血を吸うといった吸血行動の頻度が抑えられるようになりました。研究チームは、特殊なタンパク質に似た物質の働きにより蚊の「満腹感」が増したためとみており、「蚊が媒介する感染症の広がりを防ぐ新たな手法になる」としています。
  嘉糠洋陸(かぬかひろたか)・東京慈恵会医科大教授(熱帯医学)は、「蚊は満腹になるまで血を吸うと、人間から離れる。この現象に着目した素晴らしい研究だ」と話しています。

 2019年2月26日(火)

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