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■子宮内膜症による不妊、酵素が原因か 韓国と米国のチームが発表 [健康ダイジェスト]

 子宮内膜症という病気の女性の一部は、不妊症になることが知られています。その原因は不明ですが、韓国とアメリカの研究チームが「特定の酵素の不足が原因ではないか」との研究結果をアメリカの科学誌に発表しました。治療法の開発につながるかもしれないといいます。
 この子宮内膜症は、子宮の内側の壁にしか存在しないはずの組織が子宮以外の場所である腹膜や卵巣などにでき、月経の周期に合わせて発育と出血を繰り返すもの。強い月経痛や慢性の下腹痛、周囲の器官を癒着させて痛みが出るなどの症状があります。生殖年齢にある女性の10人に1人にみられます。
 研究チームは、子宮内膜症と診断され、不妊症でもある女性21人の子宮内膜を調べ、「HDAC3」と呼ばれる酵素が少ないことを発見。さらに、遺伝子操作でHDAC3を持たないマウスを作製し、不妊症になることを確かめました。

 2019年2月27日(水)

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