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■はしか、世界98カ国で患者増加 ユニセフが発表 [健康ダイジェスト]

 日本を含む世界各地で、はしか(麻疹=ましん)の感染が広がっていることから、国連児童基金(ユニセス)は、各国の政府などに対し、子供へのワクチンの接種を徹底させるよう呼び掛けています。
 ユニセフは1日、世界各地ではしかの感染が拡大しており、2018年に、2017年よりも患者が増加した国は98カ国に上ることを明らかにしました。
 世界保健機関(WHO)の調べでは、2018年に患者の数が最も多かったのはインドで6万4972人、続いてウクライナが5万3218人、パキスタンで3万3224人などとなっています。
 アジアでもはしかの感染は拡大傾向にあり、フィリピンでは今年に入り1万2000人以上が感染、早くも昨年1年間の約1万6000人に迫る勢いで、死者も200人以上出ています。日本でも感染者が増加、国立感染症研究所の集計では大阪府、三重県など22都道府県で220人以上の感染が報告されています。
 ユニセフは、感染が拡大している原因として、医療体制が脆弱(ぜいじゃく)なことや紛争のために十分な治療が提供できないこと、それにはしかに対する危機感が市民の間で薄いことなどを指摘しています。
 またアメリカでは、健康上のリスクを引き起こすとしてワクチンの接種を控えたり拒否したりする動きが広がっており、こうした動きも感染拡大の原因として挙げています。
 ユニセフは、各国の政府や市民に対し、ワクチンは安全かつ効果的で命を守るものだと理解した上で、生後6カ月から5歳までのすべての子供にワクチンの接種を徹底させるよう呼び掛けています。

 2019年3月3日(日)

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