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■子宮頸がんウイルスの郵送検査サービスを開始  シミックヘルスケア [健康ダイジェスト]

 シミックホールディングス傘下のシミックヘルスケア(東京都港区)は、子宮頸(けい)がんの原因となるヒトパピローマウイルス(HPV)の郵送検査サービスを始めました。自宅に届く専用検査キットを使って検査申込者自身で検体を採取し、検査機関に送ります。医師による採取への抵抗感をなくし、受診率向上につなげたい考えです。
 新サービス「セルチェック子宮頸がん」は、婦人科検診や健康診断のオプションとして健康保険組合や企業、自治体に売り込み、4月以降は全国の薬局でも販売します。料金は一般向けの店頭価格で7000~9000円を想定しており、団体向けは規模などによって異なります。
 専用のウェブサイトで申し込みと、検査結果の閲覧ができます。結果は陽性か陰性、測定不能のいずれかを通知します。HPVは種類によってがん発症リスクが異なることから、陽性の場合はウイルスの種類(ハイリスクである16型または18型、その他)も報告します。陽性だった人には、看護師による無料相談サービスと精密検査のための医療機関検索サービスを提供します。
 子宮頸がんは子宮の入り口に発生するがん。原因のほとんどがHPVの感染に由来し、患者の9割超からHPVが検出されます。国内では20~30歳代を中心に罹患(りかん)率が高まっているものの、検診の受診率は海外に比べて低くなっています。これまでのHPV検査は医師が検体を採取しており、低受診率の背景には被検者の抵抗感もあるとみられます。
 シミックヘルスケアは今後、「セルチェック」を自己検査キットシリーズとしてブランド展開する計画で、慢性腎臓病や睡眠、精神疾患、乳がんなどさまざまな疾患や兆候へ適用し、早期発見や重症化予防に貢献したいとしています。

 2019年3月6日(水)

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