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■宇部興産、菓子などの原料に金属片 出荷先に使用停止を求め、回収急ぐ [健康ダイジェスト]

 化学メーカーの「宇部興産」は、焼き菓子の膨張剤などに使われる原料に金属片が混入している恐れがあると発表しました。出荷先は食品メーカーなど約50社に及び、会社は使用停止を求め、回収を進めています。
 宇部興産が回収しているのは、焼き菓子の膨張剤や電子部品の原料として使われる「重炭酸アンモニウム」で、山口県宇部市の工場で今年1月30日から2月20日までに生産、出荷された製品合わせて200トンです。
 これらは「ヤマザキビスケット」など複数の食品メーカーや、化学メーカーなど合わせて約50社に出荷されており、取引先に通知して製品の回収を進めています。
 会社によりますと、2月21日に行った社内の定期検査で、製造した重炭酸アンモニウムの中に1~2ミリ程度の金属片が混入しているのが見付かりました。
 重炭酸アンモニウムは、反応槽と呼ぶ容器の中でアンモニア水と炭酸ガスを混ぜ合わせることで作ります。詳しく槽内を調べたところ、原料の混合に使う撹拌(かくはん)翼と呼ぶステンレス製の部品が破損していました。反応槽は1987年製で、撹拌翼を含む装置全体を毎年1回点検しているといいます。2018年5月の点検では問題はありませんでした。
 これまでに複数の取引先から製品に金属片が混入していたと連絡がありましたが、健康上の被害などは報告されていないということです。
 宇部興産は、「お客様に多大なご心配とご迷惑をおかけし深くおわび申し上げます。今後は設備および品質の管理をより一層徹底し、再発防止に努めます」としています。

 2019年3月19日(火)




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