SSブログ

■健康寿命の目標、男性75歳・女性77歳以上に 2040年までの実現を想定 [健康ダイジェスト]

 健康上の問題で日常生活を制限されることなく過ごせる期間を示す「健康寿命」について、厚生労働省は28日、2040年までに2016年と比べて男女とも3年以上延ばす目標を掲げると決めました。男性は75・14歳以上、女性は77・79歳以上を目指します。
 仮にこれまでと同じトレンドで2040年まで推移していった場合、男性は2・23年、女性は2・35年しか健康寿命は延伸しないといいます。そのため今夏までに目標の達成に向けた計画をまとめ、加齢に伴って心身の活力が低下する「フレイル」や、認知症の予防対策を進めます。
 健康寿命は、3年に1度、都道府県ごとに出します。国民生活基礎調査で「健康上の問題で日常生活に影響がない」と答えた人の割合や、年齢別の人口などから算出します。
 厚労省によると、2016年は男性72・14歳、女性74・79歳でした。平均寿命である男性80・98歳、女性87・14歳と比べると、男性は8・84年、女性は12・35年の差がありました。この期間に医療や介護が必要となる可能性があります。
 厚労省によると、2040年ごろに65歳以上の高齢者数がピークを迎えます。今回の目標は、有識者による研究会が現在の健康寿命の延びなどから設定しました。高齢化が進む中、健康寿命を延ばすことで、元気な働き手を増やし、社会保障給付費を抑制する狙いもあります。
 また、厚労省は目標達成のために補完的な指標もつくります。要介護度が2未満の健康状態を「自立している」と定義して算出します。この指標は毎年、地域ごとに出すことになり、来年度からの公表を目指します。

 2019年3月31日(日)

nice!(3)  コメント(0) 
共通テーマ:健康

nice! 3

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。